木造住宅とニコルさん

C. W. ニコル、
という方をご存知だろうか。

イギリス出身ながら日本で国籍まで取り、
ずっと環境保護活動をされた方。
(ニコルさんのウェブサイトはこちら



ニコルさんについては
今年の4月に亡くなってから
テレビで特集が組まれ、
わたしはそれを観て知った。


そのドキュメンタリー番組で
ニコルさんは、ひたすらに自然を愛し、
そしてそれを周りの人に
伝えるための活動をしていた。
なんだか、すごく信頼できる人に見えた。


その中で、
あるとき、ある学校が、
新しい校舎を建てるための
アイデアを聞きたい、と
依頼をした場面があった。


どんな建築にするかを
一緒に相談をしていたとき、

ニコルさんはずっと木造推し。
だけど、それは現代には難しい。

そこで、対立をしてしまって
さてさてどうなるか、という状況。

その時、ニコルさんは強い口調で、

『木造だ!木造じゃないなら
このプロジェクトは絶対にやらない!』
と、断固として言い張った。


結果的に、ニコルさんの想いは
叶えられることとなり、木造の校舎が建った。


だけど結局、木造を推していた理由は、
テレビでは映らなかった。






その後、自分がお引越しをするとき
たまたま選んだおうちが木造だった。

ニコルさんが思い浮かんだ。

あんなにニコルさんが推してた理由は、
住んでみたらきっとわかると思った。

木造のおうちが私たちの元に来たことを
なんだか誇りに思った。





住み始めてから2ヶ月が経った。

ねずみが出たり
ただただ寒かったり

そんなことが気になるだけで
まだ、木造の何が良いのか、
実感はできない。

住み続けたら、
いずれわかるんだろうか。



だけど、
木造は、”絶対に”
良いに決まっている。


だって、ニコルさんが
そう言ってたんだから。










いしかわあやか