サザエさんと私たち



かわいい年賀状を探していて
行き着いたのが、サザエさんでお馴染み
長谷川町子さんのオンラインショップだった。


結局送料が700円もかかるので
買うのはやめたのだけれど(笑)
たまたま出会ったこの言葉に
とても考えさせられた。

町子作品に描かれた戦後まもなくから、高度成長の時代を読み解くにつれ、なんとも不思議な疑問が、湧いてきます。

なぜ、こんなにも楽しそうなのだろう。モノも少なく、時代によっては、今よりずっと不自由だったはず。。でも、そこには希望を感じる事が出来ます。笑顔があります。この何十年かの時間の中で、生活は便利になりました。モノも溢れています。でも私たちは「本当に豊かに」になったのでしょうか。

(引用元:https://shop.hasegawamachiko.jp/pages/greeting



これを読んで思い出したのは
いつだかTED TALKというラジオで聞いた、
人の「幸福」と「お金」の関係を
研究した人の、こんな話。


貧しい人にとっては金銭的な豊かさが
幸福を左右するけれど、
ある程度お金のある人は
そこからどれだけ増えても
幸福度が増すわけではない。

それよりも、自由な時間があったり
自分にとって楽しいことをしている方が
お金を持つよりも幸せを感じることが
研究結果でわかったのだそう。





戦後から50年以上が経ち
私たちの生活は
たしかに、豊かになった。

今や知らないことは全部
この手にある機械が教えてくれるし、
科学技術はさらにどんどん進歩している。



だけれど、なぜかそれが私たちの
「幸福度」につながっているかと聞かれたら、
そうでもないかな、という気がしてしまう。




例えば毎朝起きると隣に大切な人がいる
日々よく笑って、
嫌な気持ちになることはなく、
日の光と緑をいっぱい浴びる、

好きな家具に囲まれて過ごし、
好きな音楽を聴く、
好きな本を読む、
好きな人とよく話し、
美味しいものをたくさん食べる。



「幸せ」から想像されることは
物理的な豊かさではなくて
感覚的な豊かさのことなんじゃないか。


そして、気づく。


この「幸福感」を
作り出すものというのは
昔から、本質的なものは
何も変わっていないと。


家族、笑い、太陽、緑、
家具、音楽、本、ごはん、、



サザエさんの時代も今も
きっと同じことに楽しさを覚え
幸せを感じていたんじゃないか。



であるなら、日々進化する技術
毎日のように流れる新商品の情報、
それは、なんのために。




ここで、改めて問う。
今の私たちは本当に豊かだろうか。










いしかわあやか