家族としあわせ



映画『アメリカン・ビューティー』を観ました。

映画をあまり観てきていないわたし。
せめて、有名どころは観てみたら?と
職場の人が勧めてくれたリストの中のひとつ。


せっかくなので、
感想を綴ってみようと思います。





1999年に製作されたアメリカ映画。

舞台は、幸せそうな
平凡な家族とその近所の人々。

だけどそれは、
「見せかけ」ばかりだということに
物語が始まってすぐに気づく。



日々淡々と仕事をこなし
家族にも興味を持とうとしない父親、

「幸せな家庭」というイメージを大切にし
見せかけばかりを繕おうとする母親、

何かが足りないのに気づきながらも
反抗することでそれを紛らわそうとする娘。



そんな中で、それぞれの新たな出会いが
その一家の「見せかけ」を崩していく。




その頃のアメリカ社会といえば
インターネットが発達しはじめて
経済的にさらなる成長を遂げていた時期。

お金を持っている、ステータスがある、
人から持たれるイメージそのものが、
人としての魅力であり、
人の幸せをつくるものだと
人々が信じていた時代。



そのイメージづくり中で
置き去りにされていくのが、感情。


頭ではこうしたい、こうするべき、に
心がついていかない時もある。


例えば、自分の娘の友達に惹かれてしまう、
例えば、強い自分でいたいのに、
悔しくて泣いてしまう。


心にフタをぴっちり閉めて生きてきたのに。



そして、そのフタが開けられたとき、
人は、果たして本当の幸せを得られるのか、
それともーーーーー。





終盤で起こる数々の出来事に
衝撃を受けつつも

「家族」というものや
「美しさ」というもの
それを直接は言わずとも
まっすぐに伝えてくれた
映画だなぁと感じました。



決してハッピーエンドではないのに
なんだか、勇気をくれる映画。


よく考えられてつくられたものは
やっぱり、すごいなぁと思うのです。










いしかわあやか